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1.PCT原田のロジカルエクササイズ 第1回 2.PCT原田のロジカルエクササイズ 第2回
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連載コラム「PCT原田のロジカルエクササイズ」第10回

「ラン軸」

ラン軸って、ランジク、ランニングジク、ランニングの軸。と、ランジュク、ラン塾。ランニングの塾。をかけた語。
そうです。ランニングのための必要な身体の軸、を作る、ための塾です。

ランニングの動作である走りや歩きは、手でも腕でもお腹でもなく、脚で走ります。
これが一般的な事実です。なので、脚に意識がいき、脚で走ろうとします。脚で走ることは当たり前のことです。なので脚が弱くては走ることができません。
しかし、脚で走っていては、長い距離を走る、長い時間走る、楽に走ることには適していないのです。
これも事実です。脚のチカラだけでは限界が早くきてしまうのです。
極端な例ですが、100m走の選手は、脚は最高に鍛えられていますが、長い距離を走ることが出来ません。脚で走ることは効果的ではないのです。
ではどのようにして走ることがよいのかというと、それは、身体を使って走ることがよいのです。

大きく分けて身体というのは、上肢・下肢・体幹、の3部位に分けられます。
上肢は、肩甲骨と鎖骨と腕。下肢は、骨盤と脚。で、体幹はそれ以外の、胸やお腹や背中です。
前述したように実際に走りに直接関係するのが、脚ですので下肢です。直接的には、体幹と上肢は走ることには関係していません。
しかし、体幹とは読んで字のごとく、身体の幹(ミキ)なのです。その幹に対して上肢と下肢がついているのです。ということは、脚(下肢)を動かすための根本的な支点となるのが体幹です。
では、その体幹がしっかりしてなくグラついていてはどうでしょうか。支点がグラグラしていては、その作用点である脚はもっとグラグラで安定もしません。(小学校のとき習った物理です)
ですので、ランニングにとってまずとても大切な必要な身体部位は、下肢の根となる支点となる体幹なのです。

そこで最近は、ランニング走にたいしてコアを鍛えるとか、体幹を鍛える、とかが流れが出てきているのです。体幹の筋肉を鍛える、とういことで、腹筋や背筋(脊柱起立筋)を鍛えることが重要となってきたのです。がしかし、ただ鍛えればランニングに結びつく体幹が出来るのか、となると、そうではないのです。ここがポイントです。

走るためには、身体を移動させて走ります。その身体の幹である体幹に、筋力がついていてしっかりとしていても、その体幹の左右や前後のバランス(筋力や柔軟性など)が悪かったらどうでしょうか。
そうです、どんなに体幹力を鍛えても、そのバランスが悪いと結局は身体は体幹はグラグラしてしまうことになるのです。
ではどのようにしたらよいか。それは、体幹に「軸」を作ることなのです。軸ができればグラグラせずに体幹が安定し、それに付く脚も安定するのです。安定するということはグラグラしないわけですから、それに付く脚などが無駄なく動けるようになるのです。
その結果、無駄なチカラも使わずに楽に走ることが出来るようになり、長時間、長距離も、走ることが可能になり、さらには、エネルギーの消耗も減るので速く走ることも出来るのです。

その軸が出来た体幹をどのように生かせばそうなるのかといえば、その軸が出来た体幹を、進行方向に倒すだけです。体幹を倒せば、進行方向である前方向への慣性力・推進力がでます。そして、その推進力を有効に使うためには、脚を前に出さないことが必要です。前に出すとは、脚を体幹よりも前に出してしまうことです。推進している体幹という物体よりも前で、脚が地面についてしまうと、前方向への推進力に対して、ブレーキをかけしまうことになります。それはマイナスです。もったいないです。
よって、軸の出来た体幹を前に倒したら、その慣性のまま、前につんのめることを防ぐギリギリの脚だけを前方向に出して自然と脚を使って走ればよいのです。
これは脚の筋力を使って後ろに蹴り、身体を前に進ませるのではなく、重力、慣性、を使った推進力ですので、楽に走ることが出来るのです。

腕(上肢)をしっかりと振ろうとする必要もありません。振ろうとすればそれはそれだけでエネルギーを使いますし、体幹を中心にして脚で走ることに対して、別のものを別に勝手に動かすことになるので、ピッチやバランスも崩すことにもつながってもしまいます。
体幹や下肢と、上肢は別の部位ですので、腕はあくまで体幹と下肢で出来る動きのバランスを取る程度に自然に使えばよいのです。といってもこれはこれでそう簡単に得とくできるものではないので、それなりの身体をつくり、練習をする必要があります。

では、その軸をつくるにはどうするのか。
まずは、体幹と上肢を別々に使えるようにすることが必須です。
体幹が必要であり、その体幹に軸をつくるので、それには必要がなくさらにいえばそのためには無駄ともいえる、上肢はこの場合は別次元のものです。
なので、体幹の軸を作るうえでは、上肢は一緒になって一つのものとして動いてしまっては困るのです。
多くの人は、体幹と上肢がくっ付いちゃってます。細かく述べると、肩甲骨が肋骨(体幹)にくっ付いちゃっていて、体幹と上肢が別のもの(動き)になっていないのです。

そのためには、まずは肩甲骨を肋骨から分離させるトレーニングをします。そのための種々エクササイズをします。
そして次に必要なものは、体幹そのものの軸を作るために最初におこなうこととして、体幹を構成している骨の各関節を柔らかくすることです。

体幹は主に背骨(脊柱)で構成されています。24個の骨があります。その脊柱の各関節の動きを良くします。それら動きを良くしてからおこなわないと、固まったままの関節がある中で軸をつくろうとすると、その固まってしまっている関節がそのままで、バランスを取るように軸を作ってしまうので、それは例えバランスがとれたとしても本来求める軸とは違います。

例えていうと、積み木、を想像していただくと分かると思います。下から何個か重ねていくと、すこしづつ微妙には重ねた積み木がズレた状態で上に重ねてしまいます。そのまま積み木を重ねていくと、上に重ねれば重ねるほど、気づかないうちに知らずと、右や左などに倒れやすくなっていて、その微妙なズレが分かってくるのですが、それをバランスをとるために、今度はわざとそれに対応するために、重ねる積み木を意識して左や右に置いてバランスをとろうとするわけです。しかし、それでもある程度まではクニャクニャと曲がりながらも一応バランスはとれているのです。これは軸ではありませんがバランスはとれています。

これと同じです。固まった関節があるのにそれをそのままにしてバランスを取るような軸を作るようなトレーニングをすると、これと全く同じような結果となってしまうのです。
自分の背骨が、(大げさですが)クニャクニャと曲がったままバランスをとっていてバランスがよい状態でしたら、それはそれでいいですか。やはり、全てがキレイに並んでバランスをとっている背骨の方がいいですよね。それと、その2つのバランスがとれた状態も、長い時間その身体を使って走れば、その違いは歴然と大きな違いであり、前者は様々に悪影響が出てくることになるのでランニングには結びつく軸やバランスのある身体ではないのです。
よって、まずは、背骨の関節を柔らかくし、ニュートラルな関節にし、その上で、バランスがとれる軸づくりのトレーニングをするべきなのです。

で、背骨をほぐすエクササイズをします。
肩甲骨(上肢)が、体幹から別のモノになり、背骨(体幹)のほぐれ動きがよくなり、あとは体幹に軸を作ればよいのです。が、それらを同時におこなえばさらに効率的です。
その方法としてそのためには、軸を作りながら、肩甲骨や背骨をほぐすのです。

そのための一つの方法として最初から全てをバランスボールやバランスディスク等に座って乗っておこなうのです。
そうすると、自然に常に体幹はバランスを取りながら軸を作りながら身体を作っていくことなります。そして身体はほぐれます。

もちろんそれは、器具を使わなくてもおこなえます。立ったまま座った状態で、背骨軸を常に意識したまま各関節をほぐし、その後にさらに軸を作るエクササイズをおこない、身体にその動きを身につけます。
で、最後に、体幹を前に倒して走るためのエクササイズです。
胸(胸骨)がポイントです。胸の上部を常に前に出すように、軸が出来た体幹を前に倒して走り、上肢(肩甲骨と腕)と脚は自然とそれに伴うように楽に動かして走るのです。

その具体的方法は、PCCSステーションで。


1.PCT原田のロジカルエクササイズ 第1回 2.PCT原田のロジカルエクササイズ 第2回
3.PCT原田のロジカルエクササイズ 第3回 4.PCT原田のロジカルエクササイズ 第4回
5.PCT原田のロジカルエクササイズ 第5回 6.PCT原田のロジカルエクササイズ 第6回
7.PCT原田のロジカルエクササイズ 第7回 8.PCT原田のロジカルエクササイズ 第8回
9.PCT原田のロジカルエクササイズ 第9回 10.PCT原田のロジカルエクササイズ 第10回
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