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<カーツ>サポートホーム > 応用トレーニング(一覧) > おすすめトレーニング講座 > PCT原田のロジカルエクササイズ 第3回 「ケガ」

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PCT原田のロジカルエクササイズ
第1回 「痩せる」 第2回 「痩せる2」
第3回 「ケガ」 第4回 「ケガ2」
第5回 「心・技・体」 第6回 「身体のメカニズム 膝」
第7回 「身体のメカニズム 膝2」 第8回 「身体のメカニズム 腰」
第9回 「身体のメカニズム 腰2」 第10回 「ラン軸」
第11回 「歩くと姿勢」 第12回 「歩くと姿勢2」
第13回 「歩くと姿勢3」 第14回 「綺麗に歩く。綺麗に走る。」
第15回 「基礎的な筋力トレーニング理論」 第16回 「ダイエット正攻法」
第17回 「シェイプアップ要約」 第18回 「シェイプアップサプリメント」
第19回 「しなやかな筋肉」 第20回 「有酸素運動の真実」

第3回「ケガ」

スポーツの秋です。暑さが少なくなり、少しづつ寒さも感じ始めたこの時期、スポーツは最高です。ゴルフ、ジョギング、などなど。そしてさらに数ヵ月後にはウインタースポーツ(スキー、スノーボード)と、あらためてスポーツが楽しくなる季節のスタートです。

とそこで、気にするべきこと気にしてほしいことがあります。それは「ケガ」です。
涼しくなるとスポーツはしやすくなりスポーツをする機会が増しますが、涼しく寒くなるということは、身体の各組織ももちろん「冷える」のです。スポーツをする際に各組織である「筋肉」、「腱」、「靭帯」などが冷えているのです。
冷えるということは各組織が硬くなり柔らかさが少なくなり動きが悪くなっているということで、その状態でスポーツをして身体を動かすとそれら組織が「プチッ」と切れてしまう可能性が増えるということなのです。そこで今回は、その「ブチッ」についてのお話しです。

ここでいうブチッは、完全に切れてしまう場合だけを述べているのではありません。
筋肉・腱・靭帯の組織の極一部だけが切れてしまう場合も含んでいます。というよりも完全よりも一部だけの場合がほとんどでしょう。ある部位の痛み、ではなく、違和感、はその一部が切れていることがほとんどです。
ケガが起きてしまったからしょうがない、ではなく、このケガの発生を少しでも少なくすることは、今後の自分の人生のため、スポーツを楽しむために重要なことです。では、それを防ぐ確立をふやすためにはどうしたらよいのでしょうか。

とそれを説明する前に、まずそれら各組織らはどのようなモノなのでしょうか。筋肉とは何でしょうか。
筋肉は、全身に約400個存在し、その主目的は、「骨」を動かすことです。骨は全身に約200個あります。骨のある部位に筋肉が付着していてその筋肉が縮まることにより、付着部分が骨を引っ張ることになり骨が動くのです。
筋肉は基本的にその両端が別々の骨に付着しており、筋肉が縮むことにより両方の骨を近づけるように動かすのです。というように骨が動くことによって、400個の骨が様々に動き、人間の身体が様々動けるようになるのです。よって身体が動く根本は筋肉によって起きているわけです。
また、筋肉は脳や脊髄からの指令で縮まるのですが、筋肉が伸びることは脳や脊髄の指令ではできません。縮まる方向にのみ動くのが筋肉です。筋肉は自ら伸びる機能を持っていません!

では腱とは何か。先に、筋肉が骨に付着して、と述べましたが、正確には、筋肉が直接骨に付着するのは全体の一部で、その多くは、筋肉の末端が腱という物質で出来ておりそれが骨に付着しているのです。
基本的には腱は筋肉と骨を連結させる伸び縮みしないテープ(紐)のようなものです。
(これも超正確には、若干なのですが伸び縮みをするのですが、腱は伸び縮みしない、と認識し覚えた方が多くを理解することに便利です。)

ということで、構造的には、A骨 − 腱 − 筋肉 − 腱 − B骨、といったように連結しています。
その中心にある筋肉が縮まるとまず両端の腱が引っ張られそれにつられて両筋肉(AとB)が近づくように動くのです。これが人間の動きです。

靭帯とは何でしょうか。先の構造には出てきていません。
A骨とB骨が近づくわけですが、元々、骨がチュウに浮いてブラブラした状態であるわけではありません。
骨は「関節」により固定されており身体が出来ています。その関節を支点にして骨が動くのです。ですので、A骨とB骨は関節によってつながっているのです。

では関節とはなにか。A骨とB骨がくっ付いているわけではありません。骨同士がくっ付いていたら骨は動きません。関節はその関節を構成する骨同士(この場合はA骨とB骨)が接し合っていて、滑るように動くのです。その接し合いが取れない外れないのは、靭帯という組織で、テープのように留めているからなのです。

靭帯は、関節を骨と骨が外れないように留めているテープなのです。この靭帯も腱と同じように伸び縮みしません(先の説明の腱と同じ考えです)。靭帯と腱はほとんど同じように組織と能力を持ちので、例えば、靭帯が完全に切れてしまった場合の手術として、他の部位の腱をその部位に移植する手法がよくとられるのですが、それがその能力が同じ、ということを物語る行為でしょう。
また、ついでの述べると、ケガをしてよく「靭帯が伸びた」という言葉を使いますが、靭帯は伸びない組織なのでこのようなことは現実的にはありません。これは靭帯の一部がブチッと切れている状態のことです。

ということで、各組織の機能のことを少し理解されたとして・・
ブチッをどのように防げるか。まず、筋肉ですが、そのブチッの多くの原因は、硬くなってしなやかさ柔軟性がない筋肉を、無理やりスポーツなどで使うことにより、筋肉が引っ張られるなどしてブチッとなるのです。

筋肉は、靭帯や腱と違って伸び縮みをするものです。自ら縮むことが出来、自ら伸びることが出来ないと先に述べましたが、自らでなければ伸びることが出来ます。外からの力で骨と骨を遠ざけて離し、その結果それらに付着する筋肉を両端から引っ張ることとなり、筋肉は伸びることが出来るのです。

想像していただければ分かると思いますが、筋肉が縮まった状態は、厚みが増し硬くなります。縮まったままは硬くなっているのです。寒さで硬くなり、さらに縮まった状態で硬くなる。その両方が合わせればもっともっと柔らかさが減り、ブチッが増すのです。
季節面からくる寒さで筋肉が硬くなるのは多少はやむ得ないとしても、それ以前の筋肉の縮まりで硬くなるのはやむ得ないでしょうか。やむ得なくありません。筋肉は伸びせるのです。元々、伸ばしておけば柔軟性が生まれしなやかになり、ブチッが減るのです。そのためにはただスポーツと日常生活をしているだけでは駄目なのです。

筋肉は身体を動かせば(スポーツや日常生活などで)勝手に縮まります。しかし勝手に伸びません。ここがポイントです。
縮まったままではこれからの季節はもっとブチッが増すわけです。そのためにも「ストレッチング」が大切です。というよりも縮まった筋肉を伸ばしてしなやかにするにはストレッチング(ストレッチ=Stretch=伸ばす。+ing)しかないのです。

私はよく選手に言います「たかがストレッチング、されどストレッチング」と。
ストレッチングは縮まった筋肉を伸ばす唯一の方法なのです。とにかくストレッチングをしましょう。

筋肉をよく伸ばすためには、筋肉が暖まった状態が最高で暖まったモノは固まっていないので伸びやすいのです。お風呂あがりがストレッチングの最適時間。毎日のお風呂あがりの筋肉が暖まっているときに、10分でも時間をとってストレッチングです。これだけでもブチッの確立は相当減るでしょう。

ストレッチングをやればやるほど筋肉は伸びます。スポーツの前にだけちょっとストレッチングをしても少なからずは効果があるでしょうが、毎日おこなうことの方がずっと効果的です。

一丁一端で筋肉が伸びて柔らかくしなやかになることを期待していはいけません。時間をかけてこそ伸びていくのです。
また、ケガ(ブチッ)を減らそうとして筋肉を鍛える(筋力トレーニング)のは、筋トレはよりいっそう筋肉が縮まることですから、よりいっそう筋肉は硬くなっていきます。次回お話ししますが、筋力を鍛えることは良いことなのですが、それを超えるくらいの的確な量、ストレッチングをしないと、縮まる方向にいくので、ブチッが増すことにもなります。要注意を。
何事も、理論理屈やエビデンス(証拠、根拠)を少しでも理解し、その方法を実行することが必要でしょう。

腱も、骨を引っ張って筋肉を引っ張るストレッチングのあいだに存在する物質ですので、腱が暖まっている風呂あがりの状態でストレッチングをすれば、大きく伸びることはありませんが(元々縮まってもいませんが)多少はその張力のより血のめぐりがよくなりしなやかに成る方向には進みます。腱の為というよりも筋肉のためにストレッチングをしてその結果多少なりとも腱にも良い影響が・との程度でストレッチングは効果的との認識でよいのではないでしょうか。
最もは、筋肉が伸びて柔らかくなればその分、腱を引っ張る率が減ります。それによって腱への負担が減り、腱のブチッが減るのです。で、腱のケガの発生を減らすには、筋肉の伸びに比例しているのです。

では、靭帯のブチッを減らすには・・残念ながら、今回の紙面には書ききれません。次回に持ち越しとします。が、ココで簡単に述べるならば、靭帯にはストレッチングではありません。筋肉を鍛えることです。鍛え方にも色々とありますが。また次に。


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