★「しなやかな筋肉」★
もちろん誰でも筋力があった方が良いです。
スポーツをおこなっている人に限らず、一般の方も筋力があった方が良いわけです。
筋力があれば日常が楽に過ごせます。行動的になりより身体を動かすことになります。
筋力があるということは、筋量がある、ということですので、基礎代謝も高くなり、太りにくい身体にもなります。
筋力があれば、スポーツが上手くなり、健康体になれます。
多くのことが便利になり、あまり身体を使わなくなってきた先進国の日本人
(世界人口約60億人の内、先進国人約10億、発展途上国人約50億ですから、地球人の内の5/6の人は、無意識に毎日相当身体を動かしているとも言えるでしょう)。
積極的に筋力づくりを自ら行わないと筋力がどんどんなくなっていきます。
誰もが若いときは気づかなく認識もしないでしょうが、年をとっていけば、それを認識せざるを得ないことがいつかきます。
しかし、認識をするかしないかではなく、日本人の多くが意識的に身体を動かさなくなっていくわけですから、必然、誰もが筋力がなくなっていくわけです。
学生のうちは、遊ぶ時間、運動をする時間が、自然とあるので個別差はあれ、まだ筋力が維持されているでしょうが、問題はその後です。
学生を卒業し働き始めてからは、それらの時間が無くなるとともに、自然と身体を動かさなくなり、筋力はなくなっていきます。
残念ながら、それをいつかは気づくことになるでしょう。加齢とともに結局はそうなっていくのですから。
特に、20歳後半から40歳くらいまでの方は、筋肉の衰えをあまり実感していないでしょうが、実はその時から、特に筋力トレーニングを始めれば、相当にその先は楽な人生を過ごせることになるでしょう。
何事も、なくなる前の早期での予防が鉄則です。 筋力トレーニングは重要です。
がしかし、
筋力をつけるために筋力トレーニングだけをおこなっていては“超ダメ”なのです。
肩こり、腰痛、筋肉のダルさ、などを感じる場合、 それらは筋力が無いことによっておこることもありますが、
実際はそれらのほとんどは、“筋肉の硬さ”、からくるものです。
筋肉はあってもなくても(もちろんあった方が良い)、筋肉が硬ければ、肩こり、腰痛、筋肉のダルさ、身体を楽に動かせない、などは、筋肉に柔らかさしなやかさが無く、硬くなっていることによることがほとんどの要因なのです。
筋力トレーニングをして筋肉は使えば、ただそれだけで上記の事柄が改善できる、と思っている方も多いでしょうが、そうではありません。
筋肉が硬いと、その中にある血管は圧迫されています。(想像してみると分かりますね)。
筋力が有るか無いかによってではなく、その筋肉が柔らかくしなやかなことによって、血管が圧迫されなくなり筋肉内の血流が良くなり、新たな栄養素を伴った血液が動脈毛細血管によって隅々まで行渡ることになり、細胞が良好になり、また、筋肉内などの隅々にある疲労物質も、筋肉が柔らかくしなやかなことにより血流が良く、静脈毛細血管、リンパ管を通して、流れて排出してそこから無くなるわけです。
これらは、筋力があるか無いか、ではありません。
「しなやかな筋肉」柔らかい筋肉、であること、がポイントです。
通常一般的には、筋力トレーニングをすればするほど、筋肉は硬くなりしなやかさを失います。
ではどうしたら良いのか・・。
結論はとても簡単です。その方法はとても簡単です。
日本人にとって必須の筋力トレーニングはおこなうとともに、筋肉をしなやかにするための方法、ストレッチ、をすればよいのです。
ストレッチは、身体を柔らかくする、と捉えますが、実際は、筋肉を引っ張り広げて、筋肉を柔らかくしてしなやかにするものなのです。
筋力トレーニングとともに、ストレッチを沢山おこないましょう。
しなやかな筋肉は、生まれつき、と思っている方も多いかもしれませんが、人間の細胞は代謝によって、日々生まれ変わっています。日々ストレッチをすればそのように生まれ変わります。
あとは、タンパク質(プロテイン)を、必要量必ず摂ることです。筋肉の材料であるタンパク質が足りなければ、筋肉は良質にはなりません(材料がないのですから当たり前のことですね)。
毎日、最低量で、体重1kgあたり1gのタンパク質の摂取。
よりベターは、体重1kgあたり1.5g〜2gのタンパク質の摂取、です。
筋肉がしなやかになれば、血流が良くなり、(身体が柔らかくなるので)身体を楽に動かせるようになり、肩こり、腰痛、筋肉の疲労などが減りますが、と同時に血流が良くなるわけですから、体脂肪を多く運搬してくれることにもなるので体脂肪の燃焼にもつながります。
しなやかな筋肉にするには?
毎日のしっかりとしたストレッチ、と毎日の適量のプロテイン、でした。
|