姿勢よく綺麗に歩く。綺麗に走る。
それは見た目の問題だけでありません。
中身にも影響しています。外見は中身に影響します。また中身は外見に影響します。
綺麗に歩いたり走ったり出来るということは、それだけ、効率良く動いていることです。
効率良く動けば、それだけ身体に負担をかけません。膝、腰、股関節、肩などに負担がかかることが少なくなります。それは筋肉への負担も減ります。またはその奥にある内臓にも負担がかかりにくくなるのももちろんです。
そして歩く、走るためのエネルギー効率も良くなります。同じ距離を走ったり動いたりしてもそれだけエネルギーを使わなくなるので、疲労が減ります。
人の動きの基本は、歩くこと。
そして次には走ること。
歩く、走るは日常的なことなので、これらのことは例え小さなことでも積み重ね数が膨大に多いので、身体には大きく影響するのです。
それを良くするためには、その動きを作るための最もベースとなる「身体」を正しく作りあげることです。
歩く、走る、の直接な動きをただ直そうとしても限界があります。
ベースとなる身体を別の場でしっかりと良くすることです。
肩甲骨の柔らかさ。
とくには肩甲骨の内転。
胸椎の柔らかさ。
とくには胸椎の伸展。
股関節の柔らかさ。
各人にあった股関節の正しい動き。
足の動きを正確にするシューズやインソールなど。
股関節に関しては、第12回に記載しましたが、膝がどちらを向いているか、膝がどちらに進むのか、によって、それを訂正する方向に違いがあります。
と、誰にも共通して必要なことは、股関節の伸展です。骨盤に対して脚(大腿部)がどれだけ後ろにいくか、の可動域の動きです。この動きがあれば、脚幅が自然と広がり歩数が減り、楽に進むこと、に直接的に結びつきます。そのためには、股関節伸展を獲得するためのストレッチをどんどんおこなうことです。
フロントランジ。
両足を揃えた立ち状態から、片脚を大きく一歩出して、また元に戻るといったエクササイズです。このフロントランジには、正しく歩く、走る、ための多くの要素を含んでいます。。
自分にあったシューズ等で、胸を張って、前を見て、上体を前に傾けずに、片脚を大きく踏み出し、・・・と正しい動きを全て文章だけで説明することは出来ないのですが。正しいフロントランジをおこない続けることには大きな収穫があります。
他人の、歩く姿、走る姿、を後ろから見るようにしてみてください。漠然とではありません。脚の運び、向き、腰の動き、上下動、背中、肩、腕、頭・・。
貴方が格好良いと思える姿の人はどのくらいいるでしょうか。格好悪いと思う姿はどのくらいでしょうか。着ている服ファッションではありません。
そこで自分の歩く走る姿を想像してみてください。自分の姿ははたして格好良い動きになっている自信があるでしょうか。貴方は格好悪い姿のひとりでしょうか・・。
皆で、身体に負担をかけずに、無駄なエネルギーを使わず、格好良く、歩いて、走りましょう。
歩くと姿勢、のまとめでした。
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