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<カーツ>サポートホーム > 応用トレーニング(一覧) > おすすめトレーニング講座 > PCT原田のロジカルエクササイズ 第19回 「しなやかな筋肉」

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PCT原田のロジカルエクササイズ
第1回 「痩せる」 第2回 「痩せる2」
第3回 「ケガ」 第4回 「ケガ2」
第5回 「心・技・体」 第6回 「身体のメカニズム 膝」
第7回 「身体のメカニズム 膝2」 第8回 「身体のメカニズム 腰」
第9回 「身体のメカニズム 腰2」 第10回 「ラン軸」
第11回 「歩くと姿勢」 第12回 「歩くと姿勢2」
第13回 「歩くと姿勢3」 第14回 「綺麗に歩く。綺麗に走る。」
第15回 「基礎的な筋力トレーニング理論」 第16回 「ダイエット正攻法」
第17回 「シェイプアップ要約」 第18回 「シェイプアップサプリメント」
第19回 「しなやかな筋肉」 第20回 「有酸素運動の真実」

第20回 「有酸素運動の真実」

★有酸素運動★

有酸素運動の真実

有酸素運動とは英語でエアロビクスです。が、あの踊るダンスのことのみを指していうのではありません。

ここで改めて有酸素運動のことをお話しいたします。
有酸素運動とは、酸素を有してする運動のことです。では、酸素を有しておこなう運動とは何か。

運動は、有酸素運動ともうひとつ無酸素運動に分けられます。
ちょっと難しい話になりますが、運動をする際のエネルギーの話しをします。

運動ではなくとも、全て日常生活を含めて身体を動かす際は、細胞内で、ATP(アデノシン三リン酸)がADP(アデノシン二リン酸)に分解される時に発生するエネルギーが筋肉を動かし身体を動かしています。
よって身体を動かすためにはそのATPが常に必要なわけです。
そのATPがどのような過程で作られるのかが、ポイントです。それは大きく分けると無酸素運動と有酸素運動とに分けられます。それを少し細分化すると。

元々、細胞内にあるATP。
分解されたADPにCP(クレアチンリン酸)がくっ付いてできるもの。リン酸系。
糖質からできるもの。解糖系または乳酸系。(有酸素系でもある)。
脂質からできるもの。有酸素系。
に分けられます。(たんぱく質でのものもありますが大きな枠でのここでは登場しません)。

栄養素とそしてそれに酸素を必要としてATPを作る過程のものが有酸素系で、その運動が有酸素運動です。よってそれ以外のものが無酸素運動となります。

ではそれらがどのように使われるかです。
まずは、運動を始めてからの時間経過。

有酸素運動の真実

これは、上記した順に使われます。リン酸系、解糖系、有酸素系の順で。ですので、有酸素の運動をおこなうには短時間の運動では成り立ちません。よく言われる、20分以上は有酸素運動を、というのはこのような流れからです。
(しかし実際は、このようにカッキリとエネルギー源が分けられてATPが作られるわけではなく、同時期に上記の要因が重なりあって使われています。特に解糖系と有酸素系は。)
ですので、脂質をエネルギーとして使うには、短時間での運動では難しく、運動を継続して長い時間おこなえばおこなうほど脂質が使われることになります。

それと別の角度でのことです。運動の時間ではなく、運動の強度のことです。




運動の強度が高いほど、リン酸系で、低いと脂質の有酸素系です。しかしだからといって脂質を主に使いたいからと強度が低すぎる動き(運動)では、必要とする使われるエネルギー量がすくなくなってしまうことにもなります。そこで、どの程度の強度が最も効率よく脂質が使われるかを知るための一つの指標として分かりやすいものとしては、
最大心拍数×0.6±=最適脂肪燃焼運動心拍数
です。

有酸素運動の真実

もちろん各個人によって違いはありますが、最大心拍数は、220−年齢。30歳であれば、220−30の190です。190×0.6は、114ですので、おおむね、110〜120の1分間の脈拍数になるような強度の運動をおこなうことが脂肪燃焼にはよいことになります。
この強度は結構軽いものですので、脂肪を燃やそうと頑張ってハードな運動をしても、効果的ではありません。心拍(脈拍)数が重要ですので、その運動種目は問いません。
エアロビクス運動・脂肪が燃焼、とのタイトルの運動をおこなっても、自分がその脈拍数内であるかは各人個人によって違いますので、その運動が自分にとって最適であるかどうかは分かりません。

ということで、出来るだけ長い時間で、脈拍数が上記、の運動が、脂肪を燃焼させるためには最適な有酸素運動となります。(心肺機能・スタミナを向上させるための有酸素運動は、もう少し高い強度がよい)。
有酸素運動とは、そういうものです。エアロビクスダンスをしたから、ジョギングをしたから、といった種目を有酸素運動というのではありません。

が、それが的確近くに出来る種目としては、ウォーキング、ジョギング、ランニング、サイクリング、などがあげられるでしょう。

頑張って有酸素運動をしましょう。といっても頑張りすぎて強度を上げすぎないように。

それと付け加え的ですが、水分はとてもとても必要です。どのような運動をしても汗をかくわけですが(正確には運動をしていなくても日常生活でも汗をかいている)、汗をかくなどして体内の水分が減れば、全てのエネルギー源である脂質などの栄養素は、液体である血液によって移動しています。その液体のもとである体内水分が減った状態は、俗に言う血液ドロドロ。血液の流れも悪くなり、またそれでは細い細い毛細血管に脂質などは運ばれ難くなります。これでは駄目でしょう。的確適時の水分摂取は超大切です。

アドバイザー 原田一志

今回まで、延べ20回の「PCT原田のロジカルエクササイズ」を掲載してきました。
ロジカルlogicalですから、論理的で、かつ、
エクササイズexerciseですから、運動・訓練・練習(頭の運動。練習=技能・知識・学問などが上達するように繰り返して習う。訓練=教え、継続的に練習させ、体得させる)の内容で。

ちょっと難しすぎたかもしれませんし、既に皆さんが知っていることを何度も述べることになったかもしれませんが。

物事には理論理屈があります。物事には根本があります。


理論理屈からはずれた結果論だけのものや、根本を理解せず考えずに枝葉だけの事柄は、本質からズレてきますので、ごく一部の人には通用するが多くの人に適合するかは確立的にも相当低くなります。

ですので、理論理屈根本からはずれないもの、をおこなうことが効率的効果的です。
それが多くの人に対して、結果が出る、ものです。
スポーツ医学スポーツ科学の専門家ではない多くの人は、どこまでその根本を理解するべきなのかは別としても、少しは本当のことを理解した方が、ご自分のおこなうことが効果的効率的なことをおこなうことなります。無意味な事をおこなうことが減ります。
この20回でこのPCT原田ロジカルエクササイズは終わりですが、またの機会で今後もお会いしましょう。

これからも本当のこと本物をお伝えします。ではでは。


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